Jazz Funk Soul / More Serious Business

Jeff Lorber, Chuck Loeb, Everette Harpの3名によるユニットの最新作(2016年作品)。
このトリオによる作品は2作目ですが、内容的にも非常に満足できる作品になっています。さすがはコンテンポラリージャズ界で大人気の3人だけのことはあります。

全体的にはJeff Lorberが中心になって、残りの2人がしっかり脇を固めているような雰囲気を感じるのですが、Chuck Loebの落ち着いたギターとEverette Harpの熱いサックスがうまくバランスしていて、3人の持ち味が見事に入り混じっていて、すごく良くできたアルバムに仕上がっていると思います。個人的には、Chuck Loebをやや中心に置いたアコースティック感たっぷりでリラックスして聴ける”Connections”と、本作品で一番ジャズっぽさを感じる “Fall Departs”がお気に入り。

それにしてもジャケットに映る3人、皆いい顔してるじゃないですか!

Tracks:
01: Our Thing
02: Connections
03: Tuesday Swings
04: Fall Departs
05: Gamblin’
06: Timmendorfer By The Sea
07: More Serious Business
08: The Love
09: You’ll Know When You Know
10: Crusher

六角精児バンド / 石ころ人生

本作「石ころ人生」は2014年に発表された彼らの初CD作品です。

あの六角精児さんがバンド活動を行なっているのは知る人ぞ知る、ということかも知れないですが、役者仲間つながりで下北沢エリアを中心に活動しています。
メンバーは、六角精児、江上徹、高橋悟朗、有馬自由の4名。

私が初めて六角精児バンドの存在を知ったのは、どこかのラジオで「お父さんが嘘をついた」という曲を聴いた時で、この時の衝撃は忘れられません。まさに中年のアコースティックブルース。ギャンブル、尿酸値、痛風、結石なんてフレーズが散りばめられているけど、決してコミックソングではなく大真面目に中年男の悲哀を歌っています。
冒頭の「ディーゼル」はフォーク世代の方は涙ものだと思います。鉄道好きの六角さんらしい歌詞とローカル鉄道の哀愁に充ち満ちた傑作。NHK BSプレミアムで放送している「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」のテーマ曲でも使われています。デュエット歌謡っぽい「ギリギリの歌」は、歌詞が実に思わせぶりで、かつ奥ゆかしい。最後を締める下田逸郎の「早く抱いて」は渋いラブソング。心に沁みます。
全般的には、50代以上には本当に共感できる作品になってます。

フォークを通ってきた人、アコースティックな音楽が好きな方なら是非お勧めしたい作品です。私は年1回の六角精児誕生日記念ライブにお邪魔してますが、ライブもなかなか本格的で楽しくていいですよ。

Tracks:
01: ディーゼル
02: 愛のさざなみ
03: お父さんが嘘をついた
04: ギリギリの歌
05: 人生二番底
06: ほんとうの歌
07: はやく抱いて

U2 / The Best Of 1980-1990

WarからRattle And Hamまでのアルバムからリリースされたシングルを中心に構成されたベストアルバム。

やっぱり初期のU2はいい!

初めてU2を聴いたのは30年ほど前、”War”でした。この作品での、ジャガジャガとマイナーコードを奏でるエッジのギターがカッコいいなと思っていたのですが、基本的に乾いたアメリカンロックが好きな私は愛聴し続けるという気持ちにはなれずにいました。でもオッチャンになってよくよく聴き込んでいくと、いい。特に、The Joshua Treeまでがたまらなく好きです。
U2を聴くと、不思議と戦いたくなる気分になるんですな。
仕事で朝から気合いを入れなければならない時は、このアルバムを聴くことが多いです。

蛇足ですが、私は今年、生まれて初めて外科手術を受けたのですが、手術室に行く日は、医者に呼ばれる直前までこのアルバムを聴いていました。負けないように頑張ろうという気になれました。そういう意味では、思い出のアルバムと言ってもいいです。

で、このアルバム。ヒットした曲ばかり収められているので、私のようなU2初級者には絶対お勧め。ベストアルバムの王道、と言えます。
私としては、前半の7曲目あたりまでが大好きで、リピートしております。それ以外の曲も、全部いいと思う。B.B.キングと共演している “When Love Comes To Town”も大のお気に入りです。

Tracks:
01: Pride (In The Name Of Love)
02: New Year’s Day
03: With Or Without You
04: I Still Haven’t Found What I’m Looking For
05: Sunday Bloody Sunday
06: Bad
07: Where The Streets Have No Name
08: I Will Follow
09: The Unforgettable Fire
10: Sweetest Thing (The Single Mix)
11: Desire
12: When Love Comes To Town
13: Angel Of Harlem
14: All I Want Is You
15: One Tree Hill

Negicco / ティー・フォー・スリー

 T-Paletteレーベルに移籍してからも、とても質の高い作品を作り続けているNegiccoの2016年作品。またしても名作、という出来。

昨年の私のベストアルバムである前作”Rice and Snow”から1年、その間シングルリリースだけでなく日比谷野音や中野サンプラザなどでのワンマンを次々と成功させてきた彼女たちだが、この充実ぶりがこのアルバムにもしっかりと現れている。

今回も名曲揃い。これぞポップの王道と言える池田貴文(レキシ)作「ねぇバーディア」(オリコン週間7位)、土岐麻子とさかいゆうの共作「矛盾、はじめました」(同8位)のジャジー&ラテンな雰囲気、Meguの歌詞とconnieのメロディがあまりに美し過ぎて、個人的に日本のポップソング史に残る名作の一つと信じている「おやすみ」などなど。70年代ディスコサウンドを彷彿とさせる「マジックみたいなミュージック」は、どことなくシェリル・リンの”Got To Be Real”を彷彿とさせるし、「土曜の夜は」はSUGARBABEへのオマージュと言って良い。
3人の息のあったハーモニーも美しい。なかなか賛同を得られてないけど、平成のキャンディーズと言ってよいと思っている。つまり私(50歳)世代にも十分受け入れられる作品なのである。

単なるアイドルと思ったらあまりの充実さに驚くはず。

Tracks:
01: ねぇバーディア
02: RELISH
03: マジックみたいなミュージック
04: 恋のシャナナナ
05: Good Night ねぎスープ
06: 江南宵歌
07: カナールの窓辺
08: 虹
09: SNSをぶっとばせ
10: 矛盾、はじめました。
11: 土曜の夜は
12: おやすみ (Album Ver.)
13: 私へ

Tower Of Power / Soul Vaccination: Live

 1999年にリリースされたTower Of Powerのライブアルバムです。

Tower Of Powerみたいな分厚いホーンセクションでグイグイいくようなバンドは絶対ライブの方が盛り上がる、ということで、本作もかなり盛り上がることができます。
ブラスのサウンドはなんと言ってもアップテンポのファンクに限る!と思う人にはこれ以上の作品はあんまりないかもしれません。アルバムのほとんどが、思わず身体が動いてしまうような曲で埋め尽くされています。
一方、Tower Of Powerの魅力はスローなバラードという人も多いと思いますけど、本作に収められているのは”Willin’ To Learn”、”So Very Hard To Go”、”You’re Still A Young Man”の3曲。特に”You’re Still A Young Man”は分厚いホーンのイントロが素敵です。
全16曲、77分、体力使いますが臨場感あふれる素晴らしいライブアルバムに仕上がっています。

Tracks:
01: Soul With A Capital “S”
02: I Like Your Style
03: Soul Vaccination
04: Down To The Night Club
05: Willin’ To Learn
06: Souled Out
07: Diggin’ On James Brown
08: To Say The Lease You’re The Most
09: You Strike My Main Nerve
10: Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
11: You Got To Funkifize
12: So Very Hard To Go
13: What Is Hip
14: You’re Still A Young Man
15: So I Got To Groove
16: Way Down Low To The Ground

聴いたアルバムの簡単なご紹介。

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