Tower Of Power / Soul Vaccination: Live

 1999年にリリースされたTower Of Powerのライブアルバムです。

Tower Of Powerみたいな分厚いホーンセクションでグイグイいくようなバンドは絶対ライブの方が盛り上がる、ということで、本作もかなり盛り上がることができます。
ブラスのサウンドはなんと言ってもアップテンポのファンクに限る!と思う人にはこれ以上の作品はあんまりないかもしれません。アルバムのほとんどが、思わず身体が動いてしまうような曲で埋め尽くされています。
一方、Tower Of Powerの魅力はスローなバラードという人も多いと思いますけど、本作に収められているのは”Willin’ To Learn”、”So Very Hard To Go”、”You’re Still A Young Man”の3曲。特に”You’re Still A Young Man”は分厚いホーンのイントロが素敵です。
全16曲、77分、体力使いますが臨場感あふれる素晴らしいライブアルバムに仕上がっています。

Tracks:
01: Soul With A Capital “S”
02: I Like Your Style
03: Soul Vaccination
04: Down To The Night Club
05: Willin’ To Learn
06: Souled Out
07: Diggin’ On James Brown
08: To Say The Lease You’re The Most
09: You Strike My Main Nerve
10: Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
11: You Got To Funkifize
12: So Very Hard To Go
13: What Is Hip
14: You’re Still A Young Man
15: So I Got To Groove
16: Way Down Low To The Ground

James Taylor / Before This World

 ​2015年の作品。何と、13年振りのオリジナルアルバムである。
13年ぶりとは言っても、この間クリスマスアルバムやカバーアルバムなどはリリースしていたので、久し振りという感じはあんまりない。
本作品は、全体的にはここ最近の傾向であるカントリー調の曲を中心にしたような構成になっている。シンプルな”Today Today Today”やフィドルが登場してくる”Watching Over Me”なんかがその典型。それでもしっかりとテイラー節である。
“You And I Again”のようなアコースティック感たっぷりのラブソングであったり、彼の地元であるボストンを扱った”Angels Of Fenway”なんかも彼らしい。”I Can’t Help It (If I’m Still In Love With You)のアーシーな感じも、ここ最近増えてきた曲調の一つである。
楽器構成や曲の雰囲気は少しずつ変わりながらも、彼らしさが全く失われていないところはさすがジェームス・テイラー。変わっていないけれど、飽きることがないので根強い人気があるんだろうし、私もつい聴きたくなってしまうのである。
なお、”You And I Again”と”Jolly Springtime”ではヨー・ヨー・マ、また”Jolly Springtime”ではスティングも参加しているのも聴きどころ。

Tracks:
01: Today Today Today
02: You And I Again
03: Angels Of Fenway
04: Stretch Of The Highway
05: Montana
06: Watching Over Me
07: Snow Time
08: Jolly Springtime
09: Far Afghanistan
10: Wild Mountain Thyme
11: Pretty Boy Floyd
12: I Can’t Help It (If I’m Still In Love With You)
13: Diamond Joe

Jeff Lorber / Philly Style

 2003年発表の作品。プレッツェルの写真が印象的だ。プロデュースはJeff Lorber自身とSteve Dublin。
 本作でも、彼らしい実にソウルフルなスムーズジャズを全編で聴かせてくれる。ややスロー目に始まる”Under Wraps”、ホーンセクションとジェフのピアノの転がり具合が絶妙な”Gigabyte”と続く前半、変わらないですねえ。途中でソウルフルな女性ヴォーカルの曲が2曲入るが、このヴォーカルはNaila。彼女の情報は入手できないのだが、ハスキー具合がとてもよろしい。

私としては、ファンクなリズムに乗せてジェフローバーのピアノがころころ言う”Gigabyte”や”Philly Style”、”Step On It”あたりがかなりのお気に入り。もちろんお決まりのJerry Heyのホーンも大活躍。”When She Smiles”のような静かでアコースティックピアノの音色が美しい曲もあるが、中心はミドル〜アップテンポの曲で大いに盛り上がるのが本作の楽しみ方のような気がする。

Tracks:
01: Under Wraps
02: Gigabyte
03: Regardless Of
04: Philly Style
05: Soul Food
06: Laissez Faire
07: Step On It
08: Uncle Darrow’s
09: When She Smiles
10: Serpentine Lane

Albert Collins / Iceman

 1991年発表の作品。ちょうどこの年に行われた「ジャパン・ブルース・カーニバル」に来日し、これが90年代のブルースだ!とでも言わんばかりのパフォーマンスを見せてくれたことが懐かしい。
もっとも、元々彼は来日メンバーに入っていなかったものの、ファッツ・ドミノの来日中止の代役と言うことで来日が決まったと記憶している。ファッツ・ドミノを見るのは最初で最後かなと期待しつつチケットを購入した私は、当初残念な気持ちで一杯だったが、そんな気持ちも野音でのパフォーマンスを見て「やっぱり良かった」と思えるほど、素晴らしく納得のいくものであった。その時の気合い入りまくりのギタープレイは今でも記憶に残っている。

その際に、本作からの曲も数曲演奏していて、「これはアルバム通して聞かねば」と思い購入した。

冒頭は2曲目へのインタルードとも言える”Mr. Collins, Mr. Collins”。これに続くタイトルトラック”Iceman”の流れがたまらなくカッコいい。これ以降もスローなブルース、アップテンポのブルースがバランス良く収録されているが、彼のテンションの高いギターを一貫して聴くことができる。
ベースラインやリズムはファンク系に通じる曲が多いので、ブルースファンだけでなくファンク好きの皆さんも気にいること間違いない。このテンションは、かなりノレます。
これぞテキサスブルース、アルバート・コリンズ健在!と言うところを存分に示してくれた作品であったが、2年後の1993年に死去、本作が最後のスタジオ録音作品となってしまったのは非常に残念だった。このテンションならあと数十年(笑)はやってくれると思っていたのだが。

Tracks:
01: Mr. Collins, Mr. Collins
02: Iceman
03: Don’t Mistake Kindness For Weakness
04: Travellin’ South
05: Put The Shoe On The Other Foot
06: I’m Beginning To Wonder
07: Head Rag
08: The Hawk
09: Blues For Gabe
10: Mr. Collins, Mr. Collins (Faded Version)

東京女子流 / REFLECTION

 2015年末に発売された東京女子流の5枚目フルアルバム。発売が年末だったので昨年のベストアルバムの候補には入れてなかったが、今年は十分候補に上がるだろう。

2015年の彼女たちは、新年のアーティスト宣言に始まり小西彩乃の「卒業」・引退で終わるという、激動の1年だったが、休養中だった小西彩乃抜きの4人で作られたアルバムも、そういう意味で話題にはなっていた。
(すいません、個人的に「卒業」という言葉は好きじゃありません)

ジャケットも4人の写真だったわけだから、驚いたファンも多かったに違いない。

それで、音を聴いた人はさらにビックリ。今までの彼女たちのサウンドとはすっかり変わったダンス・ポップアルバムに仕上がっていたのだ。
今までは、もう少し懐かしささえ感じる松井寛が作り出すサウンドが妙にマッチしていたが、本作のベースとなっているサウンドは、この懐かしさと言う部分がかなりなくなっている印象だ。

その音は、1曲目の「リフレクション」を聴いたらすぐわかる。K-POPさを強く感じる、あまり日本人が奏でないタイプの音階と中毒性のあるリフ。オートチューンを多用したヴォーカル。今までの東京女子流ではあまり聴かれることのなかったものである。
同様の雰囲気を持ったキャッチーな曲は、「Ready Go!」「Dear Friend」など。こういうのも結構似合うじゃないか、と私は思った。その他にも、TJO & Yusuke (from Blu-Swing)がフィーチャーされている曲が4曲収録されている。

そんな、新しいものに対するチャレンジにもかかわらず、昔からの東京女子流ファンにはサウンドの変わりように少なからずショックを受けたようで、賛否両論。

ただ、私はこの変わっていく東京女子流は評価したい。現に、いつの間にかかなり聴き込んでいる。メンバーも大体覚えた。デビュー作からしっかり聴く(一部は「聴き直す」)ようにしてみようと思ったのだ。
正直、グループ名や所属レーベルの割には地味なアイドルグループだと思ってたけど、この路線でいけば雰囲気は変わる。誰かの真似はよくないけど、これならいいかな。

Tracks:
01: リフレクション
02: Never Ever (TJO & YUSUKE from BLU-SWING Remix)
03: Illusion (TJO & YUSUKE from BLU-SWING Remix)
04: White Snow
05: Ready Go!
06: Dear Friend
07: 純白の約束
08: You & I Forever (Yusuke from BLU-SWING Remix)
09: White Snow (Royal Mirrorball Mix)
10: 純白の約束 (Royal Mirrorball Mix)
11: ずっと 忘れない。(TJO & Yusuke from BLU-SWING Remix)
12: You & I Forever

聴いたアルバムの簡単なご紹介。

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