若干17歳のカントリー系シンガー・ソングライターである、Taylor Swiftのデビューアルバム。本作は2006年リリースだから、発表された時点ではまだ16歳の女の子、という訳です。アルバムジャケットを見ても分かるように、ちょっと眼力強めだけどなかなかかわいらしい。

何と言っても彼女の場合、デビュー曲のタイトルが “Tim McGraw” という、今をときめくカントリー界のトップシンガーの名前そのまま、というインパクトが強いです。曲の内容はティム・マグロウのことを歌っているのではなく、つきあってる彼氏がティム・マグロウをいつも聴いてばかりいるので、たまには私のことも考えてよ、という感じの、実に日常的な若い男女の、実に淡い愛情を歌った曲なのです。否が応でも好感度がぐぐっとアップしてしまいます。
（彼女が出演しているPVもなかなか美しく撮れていて、必見です）

2ndシングルの “Teardrops on My Guitar” は一転失恋の曲。
普通の高校生活で好きだった男の子 (多分片思いだけど何となくうまく行ってるっていう関係) が、目の前で他の女の子といちゃいちゃしてるところを見てしまい…っていう、これまた日常的なPVも相まって、この淡い恋を歌った曲はかなり多くのアメリカ人を青春時代にタイムスリップさせちゃったらしいです。

これ以外も結構「等身大」的な歌詞とかわいらしいヴォーカルがこのアルバムの最大の魅力。アメリカでは発売後間もなく1年が経とうとしているが、いまだに大ヒット中。これからが期待のアーティストだと思います。

Tracks:
01: Tim McGraw
02: Picture To Burn
03: Teardrops On My Guitar
04: A Place In This World
05: Cold As You
06: The Outside
07: Tied Together With A Smile
08: Stay Beautiful
09: Should’ve Said No
10: Mary’s Song (Oh My My My)
11: Our Song