コンテンポラリー・ジャズ界のサックスプレイヤー、Boney Jamesの2017年リリースの作品。
実を言いますと、私がBoney Jamesを知ったのはついこの2年くらいのことでして、「コンテンポラリー・ジャズ」と呼ばれるジャンルで現在売れている人を探すためにビルボードのジャズチャートをチェックしていて知った人です。最初は作品のジャケットから、80年代によく聴いていたKenny G的なものを目指した若手サックスプレイヤーだと勝手に解釈していたのですが、経歴を調べると私よりも年上で、しかもモーリス・デイやアイズレー・ブラザースと一緒に仕事をしていたという、実に素晴らしい経歴をお持ちということを知り… 大変失礼いたしました。
ということで、本作品はボニー・ジェームスのソロとして16枚目のアルバムとなるそうです。冒頭に書きました勝手な先入観で、かなり環境音楽度の高い、グイグイ来ない感じの作品だろうと思い聴き始めました。
最初のKicksは多少大人しいタイプのイージーリスニングタイプな曲で、あ、このまま行く作品なのかな?と思ったのですが、2曲目の”Tick Tock”が、どちらかと言えば私好みのR&B要素の強いアーバンなチューンとなり、「いいなあ」となりました。
これ以外にも”On The Prowl”、“We Came To Party”、”Up All Night”あたりの曲がR&Bスタイルで、私としては非常に好みの曲に思えました。ドライブ中のラジオなどでこの辺の曲が流れてくると気持ちが良さそうですよ。
Tracks:
01: Kicks
02: Tick Tock
03: On The Prowl
04: Low And Slow
05: Honestly
06: We Came To Party
07: Speak Easy
08: Skylark
09: If I Can’t Hold You
10: Up All Night