テキサス出身のカントリーアーティスト、ミランダ・ランバートの2作目 (2007年発表)。デビュー作である “Kerosene” は未聴ですが、本作は前作よりも完成度が高いともっぱらの評判です。
本作は、ジャンル分けすればカントリーなのですが、かなりロック色の強い一面を見せています。一番の印象に残る曲は、アルバムタイトル曲である “Crazy Ex-Girlfriend” でしょう。訳せば「おかしな元カノ」と言った感じでしょうか。
この曲だけ聞くと到底カントリーアーティストとは思えないのですが、ギターのリフといい、ミランダのパワフルなヴォーカルといい、とてもかっこいい曲に仕上がっています。一応カントリーということで、バッキングにはバンジョーもしっかり聴こえては来ます。
また、”Love Letters” という6/8拍子の曲、これは対照的にカチカチのカントリー調の曲ですが、そんなゆったりとした曲では非常にトラディショナルなヴォーカルを聴かせてくれます。
その他、タイトルからしてパワフルさが伝わってきてしまう “Gunpowder & Leads” など、ロック色の強い曲から典型的なカントリーまでバランスが取れていることもあり、カントリーファンのみならず、いわゆる「アメリカンロック好き」の方たちにも十分お薦めできるアルバムだと言えます。
個人的には、ミランダのテキサスアクセントの歌い方も非常に気に入っています。
Tracks:
01: Gunpowder & Lead
02: Dry Down
03: Famous In A Small Town
04: Crazy Ex-Girlfriend
05: Love Letters
06: Desperation
07: More Like Her
08: Down
09: Guilty In Here
10: Getting Ready
11: Easy From Now On
12: Girl Like Me
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