
2025年にリリースされた、リトル・フィートの18作目のアルバムです。
前作 “Sam’s Place” は12年振りの作品でしたが、今回は1年振りというハイ・ペース。
前作はがっつりブルースアルバムだったのですが、本作は原点回帰と言って良いのでしょうか、ニューオリンズの香りがたっぷりのスワンプ・ロックな作品になっています。
特に収録曲全体で鳴り渡るスライドギターが最高。”Bayou Mama”をはじめとする多くの曲ではニューオリンズっぽいリズムがベースになっており、“Midnight Flight” や “Too High To Cut My Hair” ではこれにホーンセクションが絡んできて心が躍るようです。
分厚いスライド・ギターをたっぷり聴かせてくれるのは、2019年にポール・バレアが亡くなった後に加入したスコット・シャラード(元グレッグ・オールマン・バンド)。いやホントかなり重厚なスライドギターを聴かせてくれます。
その他興味深いのはゲストを迎えた楽曲で、”Strike Up The Band” では現在ナッシュビルを拠点に活躍する姉妹ルーツ・ロック・バンドのラーキン・ポー、が参加、”Bluegrass Pines” ではブルーグラスではトップクラスの人気を誇るモリー・タトルと夫婦デュオで知られるシンガー・ソングライターのラリー・キャンベルとテレサ・ウィリアムス。リトル・フィートの作品では “featuring” という形でクレジットされることは稀なのですが、それぞれ楽器とヴォーカルで参加しています。
私はこのニュー・オリンズの雰囲気を感じる音楽が大好きでして、もうかなりのヘビーローテーションで聴いております。
Tracks:
01: 4 Days Of Heaven 3 Days Of Work
02: Bayou Mama
03: Shipwrecks
04: Midnight Flight
05: Too High To Cut My Hair
06: When Hearts Fall
07: Strike Up The Band (feat. Larkin Poe)
08: Bluegrass Pines (feat. Molly Tuttle, Larry Campbell & Teresa Williams)
09: Disappearing Ink
10: Love And Life (Never Fear)
11: Dance A Little
12: Running Out Of Time With The Blues
13: New Orleans Cries When She Sings
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