
今やブルーグラス界のみならずカントリー界においても人気者になってきているビリー・ストリングス。そんな彼が、父親でブルーグラスのミュージシャンでもあるテリー・バーバーとのプロジェクトで制作した作品です。2022年10月リリース。
テリー・バーバーは、ビリーが2歳の頃「生みの親」がヘロインのオーバードーズで亡くなり、その後母が再婚した相手ということになります。 ビリーはテリーから音楽を教えてもらい、小さい頃から一緒に演奏することが多かったそう。ビリーとしてはいつかテリーと一緒にアルバムを制作したかったということです。
収録されているのは14曲。いずれもブルーグラスにおいてはクラシックとも呼べる楽曲たち。ブルーグラス・クラシックと言って良い “Long Journey Home”、”Little White Church”、”Wandering Boy”、ビル・モンローの”I Haven’t Seen Mary in Years”、ジョージ・ジョーンズ作品でストーンウォール・ジャクソンの歌として知られる “Life To Go”、ドク・ワトソンで知られる “Way Downtown” などなど。いずれもビリーとテリー・バーバーの息が合った演奏・歌を聴かせてくれるのです。 歌の前後で二人のリラックスした雰囲気もアルバムから感じ取れて、さすが小さい時から二人で一緒に歌っていただけのことはあるなあと思いました。ビリーの演奏も本当に素晴らしい。
ラストを飾る “I Heard My Mother Weeping” では、ビリーの母であるデブラも登場し、実にお母さんっぽいヴォーカルを聴かせてくれます。
アルバムジャケットは、幼少のビリー・ストリングがテリー・バーバーと一緒にギターを抱え演奏をしている写真。恐らく母のデブラも時折顔を出していたのでしょう。
本作は、ビリーが家族で作った家族のための作品、ということもできるのではないでしょうか。
Tracks:
01: Long Journey Home
02: Life To Go
03: Way Downtown
04: Little Blossom
05: Peartree
06: Stone Walls And Steel Bars
07: Little White Church
08: Dig A Little Deeper (In The Well)
09: Wandering Boy
10: John Deere Tractor
11: Frosty Morn
12: I Haven’t Seen Mary In Years
13: Little Cabin Home On The Hill
14: I Heard My Mother Weeping




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