Various Artists / Stay Awake

Various Artists / Stay Awake

 1988年に発表された、知る人ぞ知るディズニーアルバムである。

とは言っても、厳密に言うとディズニーアルバムと言うのは間違いか。本作品のサブタイトルが、”Various Interpretations of Music from VIntage Disney FIlms”、つまり意味合いとしては「ディズニーの映画音楽作品の様々な解釈」ということなので、ディズニーソングをいろんなアーティストが自分なりの解釈で歌ったらどうなるか、という実験的な作品と言ってもよいだろう。プロデューサは、個性的なトリビュートアルバムを作らせたら右に出るものはいない、ハル・ウィルナーであるから、当然期待も膨らむ訳である。

ということで、参加アーティストはNatalie Merchant, Suzanne Vega, Bonnie Raitt, Aaron Neville, James Taylor, Ringo Starrと言った、ディズニー風に親しみやすく聴かせてくれそうなアーティストたちから、Los Lobos, Tom Waits (!!), NRBQ, Buster Poindexter, San Raなんて若干危険?な所まで実に様々。そして皆それぞれの持つ個性をいかんなく発揮しているところが面白い。

個人的には「ピーターパン」の挿入歌”Second Star to The Right”を優しく歌い上げるJames Taylor, 「ミッキー・マウス・マーチ」を完全なネヴィル節にしてしまうAaron Neville、そして「お決まり的な」リンゴ・スターの「星に願いを」(“When You Wish Upon A Star”、ハーブ・アルパートのトランペットソロもGOOD)あたりが聴き所か。
一寸興味深いところで、Tom Waitsとサン・ラですかね。ハリー・ニルソンの”Zip-A-Dee-Doo-Dah”では、アート・リンゼイのめちゃめちゃですごいギターも聴けます。

何と言うか、いろんな人の個性が出まくりの作品で、昔からディズニーアルバムのコーナーには置かれたことがないCDですが、確かにそういう枠の中には入り切らないだけの魅力が詰まった作品。そう言う意味では甘いも酸いも知ってる大人向けのディズニー系コンピレ、と言うことになるのかもしれない。

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