
2025年にリリースされた、BEGINとしては2018年の「PotLuck Songs」以来7年ぶりとなるオリジナルアルバムです。
本作の制作は、彼らの故郷である石垣島で行われています。
軽快なポップ・ロックのアルバムタイトルトラック「太陽」で幕を開け、2曲目の「ほなバイバイ ~大阪マドロス女~」では竹富町の小浜島を舞台にした、明るくユーモラスなBEGINらしい曲。以降の曲もアコースティックありエレクトリックあり、ロックありブルージーな曲ありと、沖縄の少し強い日差しを感じさせるBEGIN独特の世界が繰り広げられます。今年も続く蒸し暑い日本の夏を少し涼しくさせてくれる曲もあり、非常に心地よさを感じます。
そして何と言っても最後を飾る「なんくる君であれ」。この曲、三線をメインに比嘉栄昇がしっとり歌う、島唄の雰囲気を持つ曲ですが、特にこの100年間近く歴史に翻弄された沖縄、そして今も移り変わる沖縄の景色…。でも比嘉栄昇は「なんくるないさー」、つまり「正しいことをしていれば、物事は自然と良い方向へ向かう」と歌うのです。
とても雰囲気のある、BEGINらしい作品です。
Tracks:
01: 太陽
02: ほなバイバイ ~大阪マドロス女~
03: 沖縄Sunshine Day
04: ワイキキシェル
05: 星空の下のRADIO
06: 4匹のチワワ
07: ただ雲になる
08: 開拓者
09: 夜空にブルースを
10: 空気いただきます
11: なんくる君であれ
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