Rickie Lee Jones / Girl At Her Volcano

Rickie Lee Jones の1983年リリースのアルバム。邦盤タイトルは「マイ・ファニー・バレンタイン」。そうです、あの名曲です。

本作は1983年のアルバムなので、当初はレコードとして発売されたのですが、通常の12インチ (30センチ) のサイズではなく、我々の世代にとっては中途半端な、でも古い人には非常に懐かしい10インチ (25センチ) 盤で発売されたのです。10インチ盤はSP盤のサイズですね。

アルバムの内容も懐かしいスタンダード曲が中心となっております。シンガーソングライターである彼女にしては珍しく、ほとんどがカバー曲であり、それだけでも話題になりました。一部彼女のライブ演奏からのテイクも入っています。

“Lush Life”、”My Funny Valentine” あたりはジャズファンでなくてもお馴染みのスタンダードで、彼女の持つジャジーな雰囲気にとても良く似合っています。”My Funny Valentine” はピアノ一本の演奏で、非常に美しい仕上がり。”Under The Boardwalk” はトロピカルでルーズな雰囲気がまた良いです。

“Rainbow Sleeves”はTom Waitsの曲。彼女がTom Waitsの曲を取り上げるというだけでも涙物だが、録音されたのが1978年。1978年と言うと、タイミング的にはまだ彼と恋仲であった頃のものでしょう。非常に悲し気なバラードで、私にとって文句なしのベストトラックです。泣けます。

“Something Cool”は、当時LPと同時発売されていたカセットのみに収録されていたライブ曲で、何とカセットで録音されたものです。音質は確かに良くないが、貴重なテイクだと言えます。

Tracks:
01: Lush Life
02: Letter From The 9th Ward / Walk Away Rene
03: Hey, Bub
04: My Funny Valentine
05: Under The Boardwalk
06: Rainbow Sleeves
07: So Long
08: Something Cool

Author: tomyt

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