Tomy's Music Review

好きなアルバムの簡単なご紹介。

Brad Paisley / Time Well Wasted

カントリーアーティスト、ブラッド・ペイズリーの2005年発表の4作目。本作は発売後2年経過していますが、いまだに米国でロングセラーを記録している人気アルバムです。

本作で全般に言えるのは、その演奏のうまさ。かっちりとした確実な演奏が非常に印象的ですね。ストラトキャスターっぽいカチッとした音もいいですね。楽曲は、カントリーロック的なアプローチが中心の構成となっていて、純粋なカントリーファン以外の、アメリカンロックファンにも十分楽しめる内容になっております。

特に冒頭のシンプルなカントリー系ロック “The World” から6/8拍子の飲んだくれ系カントリーソング “Alcohol” (そのまんま) あたりの流れは、とってもアーシーな雰囲気を持っていて、なおかつ演奏もしっかりしているので聴きごたえあり。それ以外にもギターが中心になっている曲の多くが「確実なギタープレイ」。アメリカンロックアルバム!と言った趣になっております。

もう1つの聴きどころは、14曲目の”Time Warp”。ともかく速弾き、速弾きの連発。ギター、ピアノ、フィドル、ペダルスティールの速弾きをインプロビゼーションのように4分にわたって繰り広げていくインスト曲なのですが、途中にロックやジャズっぽいアプローチを見せたりして、何とも不思議な雰囲気。いやとにかく演奏が素晴らしい。
この曲1曲だけを聴いても、このアルバムにおける演奏力の高さ、っていうのをまざまざと見せつけてくれます。

いかにもアメリカっぽい音楽に飢えている人には、是非是非お薦めの名盤だと言えると思います。

Tracks:
01: The World
02: Alcohol
03: Waitin’ On A Woman
04: I’ll Take You Back
05: She’s Everything
06: You Need A Woman Around Here
07: Out In The Parkin’ Lot (Featuring Alan Jackson)
08: Rainin’ You
09: Flowers
10: Love Is Never-Ending
11: The Uncloudy Day
12: When I Get Where I’m Going (Featuring Dolly Parton)
13: Easy Money
14: Time Warp
15: Time Well Wasted
16: Cornography (Featuring James Burton & The Kung Pao Buckaroos)
17: Out Take 1
18: Out Take 2
19: Out Take 3
20: Out Take 4
21: Shatner Says Goodbye


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