最新アルバム “Timeless” がアメリカでスマッシュヒットになったR&Bシンガー、Kenny Lattimore の2001年作品。昨年 (2008年) 末にシャンテ・ムーアと夫婦で来日、素晴らしい大人のパフォーマンスを魅せてくれたらしい。残念ながら予算の関係で見ることができなかったことを非常に後悔しています。
タイトなリズムのイントロで始まるタイトルチューン “Weekend” を聴いて、まず「う〜ん♪」と唸ってしまいます。何とも言えぬ気持ちのいいグルーヴ。Kenny Lattimore のセクシーなヴォーカルにいきなりトロ〜ンとなってしまいます。トロトロのバラード、”Can You Feel Me” や “Who” 辺りで完全にノックアウトされます。何と言うムードに溢れる男の色気か。
(うらやましい)
バラード、”Healing” でのゴスペルタッチな曲もありますが、アルバム全般に都会的な雰囲気が溢れていて、少し古い言い回しになりますが、アーバン・コンテンポラリーの王道を行く作品となっています。
この系統のアルバムでは、往々にしてポップになりすぎて聞き飽きてしまう作品があったりするものですが、本作についてはそれを感じさせません。やはりこれは Kenny Lattimore 自身のヴォーカリストとしての力量によるものなんでしょうね。
アルバムをあっという間に聴き通してしまう名作と言って良いと思います。”Timeless” と同様、大人の音楽を聴きたい人には絶対にお勧めです。
Tracks:
01: Weekend
02: Baby You’re The One
03: Come To Me
04: Can You Feel Me (featuring Shanice)
05: If Love Is What You Want
06: Lately
07: Don’t Deserve
08: Right Down To It
09: The Things I’ll Do
10: Who
11: Healing