Tomy's Music Review

好きなアルバムの簡単なご紹介。

Neil Young & Crazy Horse / Year of the Horse

ニール・ヤングがクレイジー・ホースと組んで製作した2枚組ライブアルバムです。 (1997年リリース)

彼らのライブといえば、1979年の “Live Rust” や 1991年の “Weld” を思い浮かびますが、この2作と比べて明らかに違うのは、激しさの中に不気味に潜む落ち着きです。エレクトリックなニール・ヤングのギター演奏を聴くと、薄くなった髪を振り乱してピックをギターに叩きつけるように弾く姿が目に浮かぶようです。また、クレイジー・ホース各メンバーの持ち味も満載です。

“Weld” ほど強いインパクトではないのですが、アコースティック抜きの「エレクトリックなニール・ヤング」の存在感を存分に味わえます。

全般的に不満はまったくないのですが、あえて挙げるなら、2枚組のCDで合計85分という収録時間の短さですかね。せっかくの2枚組だから、フルで140分くらいの収録にしてもらえば良かったのになと思ったりしましたが、この演奏を聴く側の体力が持たないからというニール・ヤングの配慮なんでしょうかね?

85分ではありますが、聴くのにかなり体力がいるアルバムですので、そのつもりで挑みましょう。

Tracks:
[Disk 1]
01: When You Dance I Can Really Love
02: Barstool Blues
03: When Your Lonely Heart Breaks
04: Mr. Soul
05: Big Time
06: Pocahontas
07: Human Highway
[Disk 2]
01: Slip Away
02: Scattered (Let’s Think About Livin’)
03: Danger Bird
04: Prisoners Of Rock ‘N’ Roll
05: Sedan Delivery


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