Eagles / Hell Freezes Over

Eagles / Hell Freezes Over

 誰もが予想しなかったEaglesの再結成。1995年には来日公演も行ったが、本作はこれに先駆けてMTVのUnpluggedシリーズの1つとして録音されたライブが中心になった作品である。

 そういうこともあり、収録されている曲はほとんどが往年の作品をアコースティックバージョンで演奏したもの。しかし何と言ってもファンを喜ばせたのは新曲4曲であろう。これらは本作品の冒頭に収められている。

 解散後13年の時を経て彼らはどのような新曲を出してくるかが発売前から大きな話題となっていた。結果的に収められたこれら4曲。意外だったのは、 “Love Will Keep Us Alive” や “The Girl From Yesterday” で見られるTimothy Schmitの活躍ぶりである。彼のナチュラルでアコースティックな雰囲気が非常に心地よい。本作がアンプラグド・ライブということもあるのか、Timothy Schmit風な作品が全体的な雰囲気にマッチしているのではないかと思う。ただGlenn Freyのもつポップさや、Don HenleyのR&B趣味がほとんどなく、残念に思った人もいるのかな、と思う。

 さて、4曲の新曲の後は、前述した通りUnplugged Liveの録音となっている。彼らのライブで良くオープニングに使われる “Tequila Sunrise”で静かに開けるライブは、次のスパニッシュギターソロ(これはDon Felderか)から展開して行く名曲 “Hotel California” へと続いている。この、パーカッションとアコースティックギターによるシンプルなイントロが始まるあたりは何度きいても鳥肌が立つ雰囲気である。

 そして、やっぱりライブでは大人気のJoe Walshは大活躍である。Joe Walsh、大好きである。彼自身の作品である”Pretty Maids All In A Row”、”In The City”、”Life In The Fast Lane” あたりでの演奏はこの上なくカッコ良い。後半はアンプラグドらしからぬロックンロール大会となる。アメリカでは日本と違い、Joe Walshの人気がすごいのだろう。観客も大盛り上がりとなる。

 そしてやっぱり最後はDon Henleyの少し枯れたヴォーカルでしっとりと。”Desperado”で締めくくる。Joe Walshもいいけど、Eaglesと言えば、やっぱりこれ。魅力的。

 このアルバムを聴く度に1995年の来日公演を思い出し、また来日してくれないかと感じてしまうが、もう叶わないのだろう。ただ今はひたすら、Joe Walshの単独公演でもと祈る日々である。

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