2020年ベストアルバム from TMR (5~1位)

皆さん、今年のベストアルバム10~6位は楽しんでいただけましたでしょうか。
まだご覧になってない方は、先にこちらの方をご覧下さい。

2020年ベストアルバム from TMR (10~6位)

ここで年間ベストアルバムのルールを改めておさらいします。

  • 対象作品の定義は、2019年12月から2020年11月までにリリースされた「アルバム」です。(ミニアルバムは含む、シングルは除きます)
  • いわゆる再発モノはランキングから外しました。
  • 再発モノと似ていますが、過去作品のリミックスエディション・デラックスエディションの類もランキングから除外しました。
  • 但しベストアルバムはランキングに含みます。
  • 順位付けは「自分がちゃんと聴いた作品」です。従いまして、聴いてないけど名作!みたいな物は対象外となります。
  • 順位付けのポイントは、聴いた回数にある程度左右されるかもしれません。(統計は取ってませんが)
  • つまり、これは主観的なベストアルバムですので、不満・クレームは受け付けません。賛同は大いに受け付けます!

それでは5位から1位の発表です。

No.5: James Taylor / American Standard

ジェームス・テイラーによるスタンダードカバー集です。意外にも初めてのスタンダード集ということで一時期話題になりました。前作から5年振りのアルバムとなります。
それにしても、もう72歳のJT。そんな歳には思えない相変わらずの美声です。男の私もついうっとりしてしまいます。Moon River、Teach Me Tonight、The Nlearness Of You、God Bless The Childなど、原曲を聴いてて絶対ジェームス・テイラーに似合うだろうなという選曲です。
そしてギターの音色も非常に素晴らしい。ヴォーカルにうっとり、ギターにうっとりな、是非大人におすすめしたい作品となっています。

No.4: 中田裕二 / DOUBLE STANDARD

​​中田裕二の9作目の作品。彼のことは2017年の「thickness」というアルバムあたりから気にはなっていたのですけど、いい曲はあるんだけどあまり本腰を入れて聴こうというところまでにはならなかったのです。
この作品は、リードシングルのような形で先行配信された「海猫」という曲が好きで、本作がリリースされたばかりのタイミングで運良く目にしたため聴くことにしました。結果、​歌謡曲の持つ独特の艶っぽさとロックさが見事に合わさって表現されている、素晴らしいJ-POPアルバムだったわけです。冒頭のアルバムタイトル曲と前述の「海猫」の2曲を聴けば、アルバム最後まで聴きたくなるはず、そんな作品です。

No.3: Chris Stapleton / Starting Over

​このアルバムはまだレビューを書いてません。近々書きますので乞うご期待。
ということで、ケンタッキー州出身のカントリーシンガー、クリス・ステイプルトンの最新作が3位です。遅咲きのシンガーで、2015年に全米で大ヒットしたデビューアルバム「Traveller」の時、既に37歳。とは言え、今でも全米アルバムチャートにランクインしているロングセラーになってます。
カントリーと書きましたが、かなりサザンロックの要素が強くて、昔だったらサザンロックの雄とか言われていたかも知れません。本作もカントリーの軽快な部分のあまりない、ヘビーな作品で、彼の独特の声、そして髭面の見た目からはどうみても70年代あたりのサザンロックバンドのメンバーという感じではあります。
歌詞も曲も、実にアメリカのシンガーらしいアーシーさで、かなり気に入っております。1980年代後半あたりのスティーヴ・アール辺りを彷彿とさせる、と言えば分かる方もいらっしゃるかも。

No.2: 私立恵比寿中学 / Playlist

​昨年12月リリースなので、ぎりぎり2020年の集計範囲になったエビ中のフルアルバム。メンバーの安本彩花が昨年から半年ほど活動を休養し、一時期復帰したのですが秋になって再度病気の治療に専念ということで再度休養しています。心配ですが、今はゆっくり時間をかけて治療に専念してもらうしかありません。(ん〜、実はメンバーでは特に安本彩花・柏木ひなたがお気に入りなんですよ)
さてこの作品は、いろいろなソングライターたちによる作品で構成される、バラエティに富んだ内容となっています。あまりアイドルを知らない方々には意外と思われるかも知れませんが、エビ中は、なかなかの実力派です。
そんな彼女たちの作品で私のようなおじさんが注目すべきは、やはりポセイドン・石川の作品「シングルTONEでお願い」でしょう。山下達郎が好き過ぎて、歌うとどうしても山下達郎っぽくなってしまうことで有名なポセイドン氏。そんな彼が得意とする多重録音を駆使したバックヴォーカルと、達郎氏っぽいギターカッティングに乗せて歌われるこの曲。あまり勝手なジャンル分けをするのはどうかと思うのですが、「ここ最近で最高のシティポップの一つ」だと思います。

No.1: Tower Of Power / Step Up

​そして年間第1位ですが、非常に迷ったんですが、結成50年以上という超ベテラングループ Tower Of Powerの最新作を選びました。
本作も前作の流れでゴリゴリのファンクからインコグニート辺りが好きなポップさも感じさせるチューンまで一気に聴かせてくれます。TOPの近年の作品はブラスの音色が本当にキラキラしていて、聴いていてテンションがかなりアガります。特に “Step Up” から “Addicted To You” までの流れは素晴らしいです。

来日公演も度々しているアーティストですが、このコロナ禍で見ることができず残念です。もっともチケットが高くていつも断念しているのですが。いつか行きたいなー。

以上で今年のベストアルバムの発表を終わります。

今年は昨年と比べて海外アーティストの作品が多めだった印象があります。例年ランキング上位にランクさせてしまうアイドルのアルバムが少なめだったためかも知れません。他にも上位にあげたい作品が多かったんですが残念です。
来年も大好きな音楽に巡り会いたいと思います。

来年も引き続きTomy’s Music Reviewをご贔屓にお願いします!
拡散希望!

それでは、みなさん良いお年をお迎えください!


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