AC/DCの最新作 (2008年10月発売)。何と8年ぶりのスタジオ録音による作品です。
AC/DCはデビューして30年以上、私は1981年の「悪魔の招待状」のころから大好きなバンドの一つなのですが、このときに回帰したかのような変わらなさを感じます。
ブライアン・ジョンソンのヴォーカルは若干疲れ気味?という気がしないでもないですが、25年間あの声を出し続ける、というのは奇跡としか言うしかありません。また、アンガス・ヤングのもろタテノリのギターも全く変わっていません。あまりにシンプルなリフはまさにハードロックの王道ですし、どっしりしたドラミング、そして演奏の途中の一瞬のキレ (コトバで表現しにくいのだが、曲中にドラムスもギターもベースもヴォーカルも全く聞こえない瞬間があります…) がとても気持ちよいです。
ブルースを基調としたハードロックファンには絶対聞き逃せない、今にも昔にも通じる一途な、そして力のこもった演奏が15曲収録され、どの曲も高いテンションを保っています。普通なら途中で聞き飽きてしまうものですが、AC/DCの場合は不思議と聞き飽きません。これが彼らの魅力だと思います。
このことは本作にも言えます。私の場合、特に5曲目の War Machine から9曲目の Decibel あたりを良く繰り返して聴くのですが、決して飽きることなく、どんどんテンションが上がります。ワンパターンと言われますが、飽きないですねえ。
朝っぱらから通勤などで聴くとかなりのハイテンションで仕事が始められると思いますよ!
なおこの作品、ビルボード誌において、1981年の前述「悪魔の招待状」 (For Those About To Rock) 以来27年ぶりの全米No.1アルバムに輝きました。この原稿を書いている時点では、既に全米で200万枚を売り上げています。(RIAAより)
また、日本でのオリコン洋楽チャートでも1位に輝いております。
Tracks:
01: Rock ‘n’ Roll Train
02: Skies On Fire
03: Big Jack
04: Anything Goes
05: War Machine
06: Smash ‘n’ Grab
07: Spoilin’ For A Fight
08: Wheels
09: Decibel
10: Stormy May Day
11: She Likes Rock ‘n’ Roll
12: Money Made
13: Rock ‘n’ Roll Dream
14: Rocking All The Way
15: Black Ice
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