Tomy's Music Review

好きなアルバムの簡単なご紹介。

竹内まりや / Expressions

2008年10月発表の、竹内まりやの最新ベストアルバム。デビュー30周年記念ベスト、という触れ込みです。

もともと竹内まりやは寡作なアーティストなので、最新アルバムというのにベスト盤というのはちょっと悲しくはあります。前回のベスト盤もその前のも持っている、という人は、ファンでも購入を躊躇するかもしれません。

しかも今回は全てで3枚組、42曲収録ということで、「3枚組かぁ…」と、手を出せない人も多い模様。これは仕方ないかとも思いますが、もし少しでも余裕のある人は是非購入すべき、というのがこのベストアルバムです。
ちなみに、Disc 1の10曲目までがRCAレーベルからの選曲、Disc 1の11曲目以降とDisc 2と3がMOONレーベルからの選曲となっています。

まず音が違います。山下達郎による丁寧なリマスター作業により、以前のアナログ盤のマスターから出来る限り余分な音を消し去って、長い間埋もれていた音が聴こえるようになったようです。確かに「音質」という所に限っていると、初期の作品 (Disc 1) あたりの音は「蘇りました」というものに仕上がっています。山下達郎本人はまだ100%完璧には納得していないらしいですが、それでも相当の仕事をやりきったことがライナーノートにも記されていて、音楽の制作作業にどれほど真剣に打ち込んでいたかが分かります。

それから、デビュー曲から最新曲まで、レーベルを超えたベストアルバムという点では、まさに現時点のベストアルバムと言えるでしょう。デビュー曲である「戻っておいで、私の時間」これは私が小学校の頃ラジオで聴いた曲の中でも印象に残っていた曲なのですが、「歌える?」と質問されたら全く歌えないほど歌の中身を覚えていません。今回のアルバム(しかもシングルバージョン)で少しずつ当時の記憶を取り戻そうとしているところです。これ以外にキリンレモンのCM曲として、40代半ば以上の方には少なからず想い出があるであろう「ドリーム・オブ・ユー」など、初期のオリジナル音源は、リマスターこそされているがなかなか聴く機会がないので、Disc 1の存在は非常に嬉しい。

そしてライナーノート。非常に興味深いですね。
長い間音楽活動をしてきて経験してきたエピソードなどが書かれているのを読むと、歴史を感じます。
そして新発見もあったりします。今回明らかになった事実(思わぬところでの山下達郎のSE出演)もあるので、是非楽しみに読んで欲しいと思います。

これだけ「買い」の要素があるので、是非是非お勧めしたいベストアルバムである。余裕がない方はもう少し待ってお金を貯めましょう。とは言っても3枚組の割にはオトクな価格(3980円)です。

Tracks:
[Disc 1]
01: 戻っておいで・私の時間
02: グッドバイ・サマーブリーズ
03: ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風
04: 涙のワンサイデッド・ラヴ
05: September
06: 不思議なピーチパイ
07: 象牙海岸
08: 五線紙
09: Morning Glory
10: 僕の街へ
11: ボーイ・ハント (WHERE THE BOYS ARE)
12: 恋のひとこと (SOMETHING STUPID)
13: Never Cry Butterfly
14: Let It Be Me
[Disc 2]
01: リンダ
02: もう一度
03: マージービートで唄わせて
04: 本気でオンリーユー (Let’s Get Married)
05: プラスティック・ラブ
06: 恋の嵐
07: 元気を出して
08: 色・ホワイトブレンド
09: けんかをやめて
10: 駅
11: Forever Friends
12: シングル・アゲイン
13: 告白
14: マンハッタン・キス
[Disc 3]
01: 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
02: 純愛ラプソディ
03: 毎日がスペシャル
04: カムフラージュ
05: 今夜はHearty Party (シングル・ミックス)
06: 天使のため息
07: すてきなホリデイ
08: 真夜中のナイチンゲール
09: 返信
10: みんなひとり
11: チャンスの前髪
12: うれくしてさみしい日 (Your Wedding Day)
13: 幸せのものさし
14: 人生の扉


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