
2026年6月にリリースされた、民謡クルセイダーズのフルアルバムとしては3作目の作品です。
民謡クルセイダーズの作品は以前にも年間ベストアルバムに選んだことがあり、ご紹介したことがありますが、日本の伝統音楽である民謡をアフリカ、ラテン、カリブ海の音楽へ大胆にアレンジするスタイルで、日本のみならず海外でも大人気のグループです。
本作では、みんな知ってる「北海盆唄」や「花笠音頭」をはじめとして、富山の「こきりこ節」、岡山の「下津井節」、島根の「しげさ節」、愛媛の「木山音頭」「伊予万才」、そして奄美・徳之島の島唄で、地元で500年以上の歴史のある闘牛をモチーフに作られた「ワイド節」と、日本全国の楽曲をカバーしています。
今回は参加アーティストもなかなか。マリオ・ガリアノ・トロ率いるコロンビアのクンビア・バンド、Frente Cumbieroが「こきりこ節」「花笠音頭」で、山形出身のシンガーソングライターで民謡を現代風にアレンジするなどの取り組みも行なっている朝倉さやが「しげさ節」で、そして2002年に「ワダツミの木」の大ヒットで一世を風靡し、現在は故郷の奄美大島で生活をしている元ちとせが地元の曲「ワイド節」で参加しています。Frente Cumbieroとは過去にも共演があり、息の合ったところを見せてくれます。
民謡をベースにしたアグレッシブなアレンジは変わらず、グイグイと引き込まれる演奏は、時に民謡を聴いていると言う感覚も失ってしまうほどです。アルバムを通して、国境を越えたスリリングな音楽の融合を体験することができます。個人的には「ワイド節」でのラテンとジャズとブルースが入り混じったような演奏と元ちとせのヴォーカルが織りなす、独特のうねりがとても気に入っています。
なお本作品、アメリカではBlue Noteレーベルを通じてリリースされており、発売当時より注目されています。
Tracks:
01: 北海盆唄
02: こきりこ節
03: 花笠音頭
04: 下津井節
05: しげさ節
06: 木山音頭
07: ワイド節
08: 伊予万才




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