2026年4月9日、アメリカのヒップホップ黎明期を支えたアフリカ・バンバータ (Afrika Bambaataa) が前立腺がんのため亡くなったとのニュースが入りました。
享年68歳。
若い頃からブロンクス地区でDJとして活躍をしていた彼ですが、1982年に以前から一緒に活動していたグループ Soul Sonic Forceとリリースしたシングル “Planet Rock” の大ヒットにより一躍有名になりました。
この曲は全米ポップチャートでは48位、ソウル・シングルチャートで4位、ダンス/ディスコチャートで3位まで上昇しました。
Afrika Bambaataa & Soul Sonic Forceの特徴は、同時期に活躍したシュガーヒル・ギャングとは異なり、黒人のストリート・ミュージックでもあったラップをテクノ音楽に乗せて演じていたという点です。ソウル・R&Bの影響が強いシュガーヒル・ギャングに対し、YMOやクラフトワーク、ゲイリー・ニューマンと言ったテクノのミュージシャンに影響を受けた電子音楽をバックトラックに使用していました。アメリカだけでなく日本でも、ディスコ・ミュージック好きの中でかなり評判になり、ヒットしたと記憶しています。
1985年には、反アパルトヘイト運動の一環としてレコーディングされた “Sun City” にも出演しています。
2000年代半ば以降は、自身のレコーディング活動より若手アーティスト支援のためのミュージック・アワードに参画したり、ヒップホップに関する文献が図書館に多く収蔵されているコーネル大学の客員教授を務めたりと言った活動を展開していました。
私はラップ・ヒップホップは決して嫌いではなく、シュガーヒル系は好んで聴いていましたが、アフリカ・バンバータはかなり独特な音楽だなという第一印象でした。あまり好んで聴いていたわけではないですが、1986年にリリースされた彼らのベストアルバムと言える “Planet Rock: The Album” はちょくちょく聴きました。
結構好きなPファンクの影響もあったりして、食わず嫌いだったのかなあと少し反省した記憶があります。
ご冥福をお祈りいたします。




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